| ホーム > Tボードの魅力に迫る > 飯田フサキのTボード体験レポートvol.5 |
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旋回動作とは、そのボードの進む方向を決める舵取りのことで、主にスノーボードの場合にはスライドさせることを言う。しかし、Tボードではスライドをすることがひじょうに難しい。というのもこのボードの特徴はカービングし続けるところにあるからだ。
ともかくTボードに乗れば、スノーボードで言うエッジング感覚の練習になるが、ただ闇雲に練習するよりも、自分の意識を足首に置くといいだろう。ターンでは一番マキシマムとなる弧の頂点で足首がより曲がることになるが、このようにどこでどれだけの足首の曲げが必要か、理解していくと断然ターンの完成度は上がる。 よくアルペン・レーサーも足首の感覚に意識を置いてターンをコーディネイトする練習を行っているが、Tボードが多くのワールドカップ選手に使われている点は、こういった特性があるからだと思う。
体を上下動させることで、沈み込みながらターンすることや、伸び上がりながらターンすることができる(注:この2種類のターン方法を屈伸抜重、伸身抜重と言ってその斜面状況によって使い分けている)。またその延長のテクニックで、ジャンプすることやコブ滑走なども可能になる。過重動作はスノーボーダーにとって必要不可欠のテクニックだ。
ここで改めてCASIメソッドのおさらいをしておくと、それぞれのライディング・テクニックには5つの要素に分けることができる。そして、ある乗り手の弱点を発見するには、その5つの要素から着目して、そこから上達方法を導き出す。 例えば、ある人は基本姿勢ができていなかった。それなら基本姿勢を意識できるように直滑降して基本姿勢を強化させよう、となるし。 このように漠然とあるライディング姿勢を見るのでなく、それぞれの項目でチェックしよう!というのがCASIメソッドの特徴であるが、ここで最後に紹介するT/C(タイミング・コーディネーション)とは、4つの要素(基本姿勢、旋回運動、エッジング、過重動作)が、そのターン中に適度に行われているかチェックするというもの。 ある1つのターンでは、常に前後左右の軸がボードの垂直線上にあるように基本姿勢を保っていないといけないし、その こうしてターンというものを考えていくと、ひじょうに奥深いテクニックがあることがわかるし、だからおもしろいとも言える。自分は長年スノーボードをやって来て、今でもターンの完成度を上げることに夢中になっているし、またまだ完璧にできない自分に対して叱咤する気持ちもある。そして、このターンの完成度を上げるのに、最高のパートナーとなったのがTボードであると思うのだ。 このコラムの最後に自分のTボードでのライディング姿勢を紹介するので、ぜひ参考にしてほしいと思う。そして、このコラムを読んだ後にはぜひ各自で、CASIメソッドの5つの要素(基本姿勢、旋回運動、エッジング、過重動作、T/C)を確認してほしいのだ。そうしたら、今まで漠然と行っていたターンが、より深いテクニックが潜んでいることがわかるだろう。そして、そのターンの完成度も上がって、より乗っている感覚をエンジョイできるに違いない。
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